カラー革命とは?

 昨今、ロシア軍がウクライナで特殊工作をするだろうとの情報が盛んに発せられていますが、これは意図的偽情報と考えます。恐らく、特殊工作はウクライナ特殊部隊がやるでしょう。

 1月24日には、ロシアがウクライナ政権の転覆を狙っているとの報道が流れました。

 筆者はこれも第2次キューバ危機演出作戦の一環と理解します。しかしこれは、米国が旧ソ連邦諸国で作戦実行した過去3回の「カラー革命」のロシア版にほかなりません。

 過去3回のカラー革命とは、グルジア(ジョージア)「バラ革命」(2003年)、ウクライナ「オレンジ革命」(2004年)、キルギス「チューリップ革命」(2005年)です。

 これは親欧米派政府を樹立すべく、米国情報機関が仕組んだ政権転覆作戦であり、「革命」と称していますが、実態は「クーデター」です。

 米国はクーデターで樹立された政権は支援できないことになっているので、革命と称しているのです。

 米国のカラー革命に対し、欧米マスコミは批判・非難したでしょうか?

 もし批判・非難したのであれば、ロシアのウクライナ第2次オレンジ革命作戦を批判・非難する資格はあります。

 しかしもし今回の「第2次オレンジ革命作戦」のみを批判・非難するとすれば、それは二重規範になります。マスコミは自分で自分の姿を鏡に映してほしいものです。