ロシア軍侵攻報道を垂れ流すマスコミ
昨今、日本のテレビは毎日、ロシア軍が今にでもウクライナに侵攻するかのごとき報道を垂れ流しており、その際に流れる映像はロシア軍の戦車が戦車砲を撃っているお馴染みの映像です。
しかし、ロシア軍が本当にウクライナ国境に展開しているのかどうか、具体的地名は出てきません。
2022年1月13日に配信されたロイター電(電子版)は不思議な記事を流しています。
「ロシアがウクライナ向けにエネルギー供給を停止した場合、米国はウクライナを支援する」と報じています。
ロシアはドルジュバ石油パイプラインでウクライナに石油を供給していますが、天然ガスは供給していません。
しかし、ロシアからの天然ガス輸入契約を一方的に破棄したのはウクライナ側です。
2019年12月まで有効の天然ガス供給契約を破棄して、2015年11月からはロシアから天然ガスを輸入していません。
しかし厳冬で困ったウクライナは、「ロシアからウクライナ経由欧州向けトランジット天然ガスを抜き取らざるを得ないことになるだろう」と堂々と発言しています。
肥沃な黒土によりかつてはヨーロッパの穀倉地帯と呼ばれたウクライナは、いまや泥棒国家に成り下がった感じです。
問題はむしろ、ウクライナのゼレンスキー大統領です。
米露協議が進展して困るのはゼレンスキー側です。情勢が正常化すれば、ウクライナ国民の目はゼレンスキー大統領の無能政策を批判するようになるでしょう。
ですから、ゼレンスキー大統領はウクライナの盧溝橋を演出する可能性があります。これが一番懸念される事態です。