初心者でも比較的歩きやすい

“日本一美しい廃線跡”と呼ばれる旧国鉄倉吉線廃線跡。普段、歩けるのは山守トンネル手前までで所要時間は往復1時間程度だ。ウォーキングシューズなどの歩きやすい靴なら初心者でも歩ける。廃線跡観光案内所前の駐車場から片道1kmちょっとの距離なので気軽に訪れやすいのが魅力だろう。

 筆者が取材時に宿泊した三朝温泉や、近々新施設のオープンする関金温泉のほか、打吹に残る白壁の美しい街並みなど、のんびり観光するのに好適なロケーションだ。ただし、今後訪問者が増えると、ごみ捨てや無断駐車などの問題が予想される。地元関係者も対策を意識しているという。

 倉吉線の廃線跡“ならでは”のフォトジェニックな魅力で最近では全国ネットのテレビ番組でも紹介され、人気は続くことだろう。

線路脇にも色とりどりの手作りのオブジェが。山が深くなる廃線区間の雰囲気を損ねずに明るくする工夫だ(筆者撮影)
線路脇には信号機の器具箱が当時のまま残っていた。鉄道廃線好きには魅力あるアイテム(筆者撮影)

【注意】冬期(12~2月頃)は泰久寺駅跡付近の廃線跡観光案内所が冬季閉鎖となり、駐車場も閉鎖される可能性があります。詳しくは倉吉観光MICE協会にご確認ください。また、線路付近の田畑や私有地、立入禁止区域には入らないよう注意してください。

【参考情報】
旧国鉄倉吉線廃線跡(一般社団法人倉吉観光MICE協会・倉吉観光情報より)