(2)日本の参加

 米国から「シュリーバー・ウォーゲーム2018」への我が国の参加について招待があり、2018年10月、防衛省は、我が国の他の宇宙関連組織など(国家安全保障局、内閣府、総務省、外務省、文部科学省、経済産業省、内閣衛星情報センター、宇宙航空研究開発機構(JAXA))とともに、米空軍宇宙コマンドが主催する多国間机上演習「シュリーバー演習」に我が国として初めて参加した。

 2023年12月5日、防衛省は、我が国は、米国を始めとする同志国で構成される多国間枠組みであるCSpOの参加国となったと発表した。

 同発表では、我が国は、同イニシアチブに参加することにより、国際連携が不可欠な宇宙分野において、同盟国・同志国との関係を更に強化しつつ、安定的な宇宙利用の確保のための国際的な取組に積極的に関与すると述べている。

 2024年4月11日から12日にかけて、航空幕僚長・内倉浩昭空将は、米国で開催された宇宙参謀長等会同およびCSpO参加国による将官級会議に参加した。

 宇宙参謀長等会同では、各国から参加した宇宙参謀長等と宇宙領域における課題について認識を共有するとともに、平和および安定を維持するための宇宙利用の促進に関して意見交換を行った。

 また、CSpO参加国による将官級会議では、宇宙安全保障に必要な政策、運用、体制、法的な課題等に関する意見交換を行い、参加国間の連携強化や責任ある宇宙利用の推進について認識を深めた。