米欧を含む約70カ国の人々がウクライナ軍側で戦闘に参加
英紙ガーディアン(4月8日付)は「捕虜となった中国人が中国政府の指示で派遣されたのか、自ら志願して入隊したのかは不明だ。数百人の中国人がネパールや中央アジア諸国からの兵士たちとともに傭兵としてロシア軍に加わって戦っているとみられている」と指摘している。
ウクライナ戦争の戦場で「中国人兵士」の存在が確認されたのはこれが初めてではない。約1カ月前、中国人傭兵とみられる2人が廃墟の壁に落書きをしている様子が撮影された。彼らはロシア軍から支給された装備を身に着け、ロシア軍と同じ白い識別マークをつけていた。
こうした兵士の立場は平壌とクレムリン間の政治的合意により前線に配置された北朝鮮人民軍の兵士1万1000人とは異なる。中国は表向きウクライナ戦争においては「中立国」を主張しており、中国のデュアルユース品目を利用しているのはウクライナ軍も同様だ。
中国はモディ首相と同じ取り決めをロシア側と交わせば、政府として自国民がウクライナ戦争に参加することに関与していないことを証明できる。米国、英国、その他の欧州諸国を含む約70カ国の人々がウクライナ軍の一員として戦闘に参加している。