スーパー定期(メガバンク)の20倍以上の利息受け取りも

 デジタルネイティブの若手会社員に勧めたいのは、ネット専業銀行のキャンペーンだ。

 auのIDを持つ人なら、auじぶん銀行の「夏の1年もの特別金利+新規資金優遇キャンペーン」(7月31日まで)が利用できる。新規預け入れ分への現金プレゼントを含めた実質金利は最大0.55%。新窓販国債2年物の利回り(6月発行分0.4%)を上回る。

 SBI新生銀行やオリックス銀行は新規口座開設のキャンペーンを実施しており、適用利率はSBI新生銀行の3カ月定期が1%、オリックス銀行の6カ月定期が0.6%(6月中に口座を開設し、7月に定期を作成したもの)だ。

 メガバンクのスーパー定期の利率も上がっているが、それでも1年物以下は0.025%に過ぎない。ネット銀行ならゆうにその20倍以上の利息を受け取れるわけだ。

 株式市場には欧州発の政治不安が暗い影を落としている。新NISAの投資家もこうした確定利付き商品で手堅くお金を運用しておけば、万一、株安が発生したときのリスクヘッジにもなりそうだ。

●2024年夏季賞与・一時金の妥結水準(東証プライム上場企業114社)
業種別では「自動車」が最多となった(出所:一般財団法人 労務行政研究所)
[注]1.( )内の業種は、その業種における内数。△はマイナスを表す。 2.2024年夏季妥結額の集計社数が1社の業種(その他製造)は、掲載を省略した(全産業計、製造業計はこれを含む)。 3.年間協定で妥結額が年間総額しかつかめない企業については、前年実績を基に夏冬の配分を試算し、集計 に含めた。 4.平均年齢は原則として、労務行政研究所で今回併せて行った賃上げ取材の際に把握したデータを流用・集計した。
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※掲載内容は2023年6月21日時点。実際の投資や売買に関しては、ご自身の判断と責任において行われますようお願い申し上げます。