筑波大学に入学した秋篠宮家の長男悠仁さま(写真:共同通信社)

つげ のり子:放送作家、皇室ライター)

通学時間の制約が減り、サークルやコンパの誘いも?

 4月5日、秋篠宮家の長男・悠仁さまが、筑波大学の入学式に臨まれる。

 当初、通学に関してお住まいのある赤坂御用地から車で通われると明らかにしていたが、通学時間の長さや渋滞の恐れ、さらにはサークル活動に伴うご学友との交流が限定されるのではないか、といった意見がメディアで散見されていた。

 筑波大学の永田恭介学長は、進学が公表された直後から学生寮での暮らしを勧めてきたが、宮内庁は秋篠宮邸からの通学に加え、つくば市内の民間集合住宅の一室を借り、学業が多忙の時などはこちらの住宅を使用する方針を発表した。

 そうなれば悠仁さまのキャンパスライフは、赤坂御用地から毎日通うよりも、制約が少なくなる分、その自由度は大いに増すことになるだろう。成年の記者会見でも語られていたように、トンボなど昆虫の研究を深められたいという希望も、帰宅時間を気にせず、思う存分にかなえられる。

筑波大付属高の卒業式に臨まれた悠仁さま(2025年3月18日、写真:代表撮影/共同通信社)

 高校時代に選手として活躍されたバドミントンも、筑波大学で続けられるかもしれない。なにしろ筑波大学のバドミントン同好会やサークルは、100人規模の人数を誇り、各界で活躍する多士済々のOBやOGを輩出しているという。

 そして、大学生ともなれば、共に青春を謳歌し友情を育む、各種のコンパが待ち受けている。悠仁さまも、こうした機会をむげに断るわけにもいかない。そうした場で同世代の若者たちと、遠慮なく議論していただきたいものだ。

 他にも筑波大学は、学業以外で悠仁さまの好奇心を刺激するさまざまな施策や事業を展開している。