3度目の正直で米ニューヨーク州の司法試験に合格した小室圭さん(左)と眞子さん(写真:ロイター/アフロ)

約3000万円の収入で安定する小室夫妻の生活基盤

 中国後漢の歴史書・漢書の中に、「雨垂れ石を穿つ」という一文がある。わずかな雨露が、長い時間、堅い石の上に滴り落ち続ければ、穴が開いてしまうという意味であるが、転じて辛抱強く地道に努力を重ねれば、大望をも叶えられるということだ。

 さらに「雌伏雄飛(しふくゆうひ)」という言葉もある。捲土重来を期して低い地位に甘んじていた身が、やがて成長し大空に羽ばたいて活躍する姿を現している。

 この故事成語を見事に具現化させた人物が、秋篠宮家の長女・眞子さんの夫、小室圭さん(31歳)である。

 小室さんは、去る10月21日(現地時間)、米ニューヨーク州の司法試験に合格したことが、当該委員会のウェブサイトにて発表され、そのニュースは日本中を駆け巡り、祝福の声が数多く上がった。

 3度目の受験での合格率は20%前後と言われていたこともあって、想定外の知らせは、驚きとともに頑張れば夢はかなうのだという、明るい話題を提供してくれたように思う。

 すでにあちこちで報じられているが、勤務するローウェンスタイン・サンドラー法律事務所では、プロフィール写真がホームページに新たに掲載され、早くも弁護士としての活躍が期待されているようだ。収入も約3000万円前後に、大幅にアップする見込みだという。

ローウェンスタイン・サンドラー法律事務所が入居する米NYのビル(写真:AP/アフロ)

 急激な物価高がニューヨーカーたちの懐を直撃する中で、小室夫妻の生活基盤もこれで安定し、将来の道も大きく開けたことから、眞子さんも心から安堵していることだろう。

 思えば小室さんの母親の借金問題に端を発した、激しいバッシングは、眞子さんの心を傷つけてきた。世間の謂われない誹謗中傷から逃れるようにやってきたニューヨークで、彼女が唯一の希望と考えていたのが、小室さんの司法試験合格だったのではないだろうか。