これからの社会を支えていく存在として注目を集めるZ世代。1990年代半ばから2010年頃に生まれた層を指し、中にはすでに社会に出て何年も経っている人もいます。
そして、新たに社会人になる年代も向こう10年はZ世代です。会社はいま中学生になるかならないかの年代層が社会に出るまでの間ずっと、毎年Z世代を新入社員として迎え入れることになります。
一方、いまのミドル層の多くは昭和生まれ、もしくは昭和の企業文化に色濃く影響を受けて育てられてきた世代。そんなミドル層にとって、Z世代の新卒社員はかなりギャップを感じる対象かもしれません。「腫れ物にさわるように接している」という声さえ聞かれます。
ところが、ミドル層はそんなZ世代を社会人として育てる立場にあります。自分たちが育てられた時に染みついた価値観とどう折り合いをつけながら、これからも次々と社会に出てくるZ世代と向き合っていけばよいのでしょうか。