超音速、ステルス性、ダブルデルタの形状
米軍のステルス戦闘機F-22やステルス多用途戦闘機F-35に近いデザインになると観測されていたJH-XXの機体について、ベテラン航空ジャーナリストでステルス専門家ビル・スウィートマン氏は英国王立航空協会のサイト(12月27日付)でこう分析している。
「成都飛機工業公司の新型機JH-XXの初飛行が行われ、エスコート飛行したJ-20Sが新型機の大きさを際立たせた。明らかに大型機で、乗務員を乗せ、超音速で、ステルス性があり、ダブルデルタの形状を持ち、垂直安定板がなく、(驚くべきことに)3基のエンジンを搭載している」
瀋陽飛機工業集団の別のステルスデザインの無人小型実証機も登場した。「JH-XXは最初のJ-20に非常によく似ている。最小限の技術実証機というよりフルサイズの試作機で、これから少量の生産ロットに移行する。このプロセスはJ-20でもうまく行った」(スウィートマン氏)
同氏によると、人民解放軍の軍隊と装備は地域の軍事的優位を確立するために設計されている。人民解放軍から見れば、米空軍と米海軍の空母、日韓豪などの同盟国からの支援が最大の脅威だ。それに対抗するJH-XXの特徴はステルス性、スピード、航続距離、武器搭載量だ。