『Cloudmonster 3』を手にする篠原倖太朗 写真提供/オン・ジャパン
(スポーツライター:酒井 政人)
オンは『Cloudmonster 3』を世界に先駆けて発売
3月1日に東京マラソン2026が開催された。3万9千人が東京を駆け抜けるビッグイベントは各メーカーのマーケティング戦略としても大きな意味を持つ。注目ブランドはどんな“パフォーマンス”を見せたのだろうか。
まずは近年、国内でも人気を高めているオンだ。2月26日に「On Cloudmonster 3 メディア向け発表イベント&試し履きランニング会」を行い、最新モデルをPRした。
2022年に登場した『Cloudmonster』は斬新なデザインもあり、瞬く間にオンの看板モデルになった。2024年に『2』が出て、今回の『3』は全世界に先駆けて一部店舗にて日本先行発売を実施した。これも世界中のランナーが集まる東京マラソンの時期を狙ってのマーケティング戦略だ。
イベントには駒大時代に箱根駅伝で大活躍した篠原倖太朗(富士通)が登壇。社会人となった今季は正月のニューイヤー駅伝で3区を区間賞・区間新で突っ走り、センセーショナルなデビューを飾っている。
「タスキをもらった位置(27位)が想像していた順位ではなかったんですけど、5kmの通過で上半身の脱力があったので、区間賞は狙えるなと思っていました。あとは区間新記録をどこまでいけるのか。自分との戦いでしたね」
15.3kmで7人抜きを披露。区間2位の選手に14秒差をつけて、区間記録を5秒塗り替えた。
その強さの秘密は、「昨日の自分よりも強くなるという覚悟を持って、明日の自分を信じて眠ることです」と話す篠原。新モデルの『Cloudmonster 3』については、「クッショニングがちょうど良くて、蹴りだすときに鋭さを感じます。ゆっくりのジョグから、ちょっとスピードを上げた距離走まで使えるシューズだなと思います」と、その独自の感触を口にした。
『Cloudmonster 3』はブランド史上初となる3層構造のCloudTecを採用。ロッカー形状のソールが足のローリングを促して、脚が自然と前へ押し出される感覚で走ることができる。筆者も試し履きをしたが、ゆっくり走ったときはソールの硬さを感じたものの、少しスピードを上げて走ると、素晴らしいエナジーリターンを実感できた。『2』よりかなり進化した印象だ。3月5日より全国で一般発売を展開する。「フツウじゃない推進力」を体感していただきたい。
