野球教室にはたくさんの小学生球児が参加した(筆者撮影)
1月下旬の日曜日、神奈川県立多摩高校(川崎市)で野球部員による「野球教室」が行われた。おりしも寒波が襲来し、寒風の吹きすさぶ厳しい天候ではあったが、快晴の空のもと、グラウンドには多くの小学生たちが集まった。
多摩高校は、県下有数の進学校として知られる。卒業生からは多くの研究者や著名人を輩出している。東京大学を経てロッテに投手として入団、今は桜美林大学教授の小林至氏もそのひとりだ。
高野連も後押しする子どもたちへの普及活動
日本高等学校野球連盟は、2018年に「高校野球200年構想」を発表した。
その中に、小学校以下の子どもに対する「普及活動」を高校野球部が行うという項目があった。これを受けて、全国の高校野球部が、小学生以下を対象として「野球教室」を行うようになった。多摩高校の「野球教室」は今年で3回目。
高校生と子どもたちの顔合わせ、準備体操が終わるとウォーミングアップとして「ドロケイ」がはじまった。泥棒と刑事の鬼ごっこ、こうした野球教室では定番となっている。選手が刑事になって、子どもたちを追いかける。筆者はいつも思うが、これほど盛り上がるアップはないだろう。
高校球児と子どもたちの「ドロケイ」(筆者撮影)
身体が温まっただけでなく、高校生のお兄さんとも打ち解けた子どもたちはここから「ポイントラリー」と称した、野球に関係する4つの動きを体験することになる。
A.ストラックアウト
B.トスバッティング
C.バントチャレンジ
D.ゴロフライキャッチ
小学生たちに楽しく野球に接してもらえるよう工夫されたプログラム(筆者撮影)
子どもたちは、この4つのコーナーに自由に挑戦できる。子どもたちは事前にポイントカードを配られていて、それぞれクリアすれば得点が与えられる。
参加者の子どもたちに配られたポイントカード(筆者撮影)
