昨季は沢村賞を受賞した日本ハムファイターズの伊藤大海投手(筆者撮影)
2月8日、プロ野球春季キャンプが始まって2度目の日曜日。沖縄県名護市の北海道日本ハムファイターズの春季キャンプには、朝から多くのファンの姿があった。
目立ったのは黄色と黒の阪神タイガースのユニフォームをまとった一団だ。というのもこの日は、日本ハム、阪神両球団にとって、今年最初の「対外試合」である練習試合が予定されていたからだ。
新年度のチームを作り上げていく春季キャンプ
「2月1日はプロ野球のお正月」という言葉は、この季節の常套句ではある。11月30日をもってシーズンを終了したプロ野球は、翌日からオフに入る。「野球協約」によって、各球団とも、オフシーズンは選手にユニフォームを着せて、野球をさせることができない(ウィンターリーグなどの例外はあるが)。
球団はこの間にチームの整備を進め、選手を戦力外にしたり、他球団から選手を取ったりする。日本シリーズ前に行われたドラフトで新たな選手も獲得する。監督やコーチなどが変更する球団もある。オフとは球団というストーブに新しい薪をくべる「ストーブリーグ」のことでもある。
そうして体制を変革した各チームが、2月1日から始まる「春季キャンプ」で新しいシーズンのスタートを切るのだ。
春季キャンプは、ストーブリーグを経て、新たな陣容となったチームの顔合わせであり、監督・コーチは、ここから新年度のチームを作り上げていくことになる。
2月の日本は厳寒期で、野球の練習をするには相応しくない季節だ。そこでチームは、温暖な地域に集結して、集中的にトレーニングをし、練習試合をして「使える選手」「使えない選手」の選別をして、レギュラーメンバーを固定させ、新たなチームを作っていく。