2026年3月1日、「Umios」へ社名変更したマルハニチロ(同社ホームページより)
マルハニチロが新社名「Umios」に込めた意思表示
「Umios」と書いて「ウミオス」と読む。3月1日に誕生した会社の名だ。誕生といっても新しい会社ができるわけではなく、社名がこう変わった。
旧社名はマルハニチロ。この社名なら多くの人が知っているはずだ。もともとは水産業を基盤に事業を広げ、捕鯨にも参入した歴史を持つ山口県発祥のマルハと、「あけぼの印」のニチロが2007年に経営統合して誕生した。それから20年近く使われて、認知度も高い。それなのになぜ社名を変えたのか。
同社の社名変更特設サイトによると、背景には経営環境の変化があるという。
マルハもニチロも元は漁業会社だが、異常気象や世界的な人口増加で水産資源は枯渇しつつある。そこで水産会社から食を通じて社会課題に「解」を示すソリューションカンパニーへと進もうとしているというのだ。社名変更はその意思表示であり、Umiosには「umi(海)」「one(ひとつ)」「solutions(解決)」という思いが込められている。
Umiosに限らず、ここ数年、社名変更をする会社が増えている。上場企業だけでも、2024年には70社以上、昨年も同程度の社名変更が行われた。
