2月27日、ホワイトハウスの敷地内で記者団に対しイランの交渉姿勢に対する不満を表明するトランプ大統領。イランへの攻撃はこの翌日に行われた(写真:ゲッティ=共同)
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[ロンドン発]「体制転換」と「核武装阻止」を掲げイスラエルとともにイラン全土に対し大規模攻撃「エピック・フューリー作戦」を開始したドナルド・トランプ米大統領は「歴史上最も邪悪な人物の一人(イラン最高指導者のアリ・)ハメネイ師が死亡した」とSNSに投稿した。

「体制転換」と「核武装阻止」を掲げ、イラン全土を攻撃

「これはイラン国民にとり祖国を取り戻す最大のチャンス。多くのイスラム革命防衛隊(IRGC)、軍隊、その他の治安部隊、警察部隊がもはや戦うことを望まず、米国に免責を求めていると聞いている。国の本来あるべき偉大さを取り戻すプロセスは間もなく始まる」(トランプ氏)

 トランプ氏はイラン国内でのデモ参加者虐殺に対し「(国民を)撃ち始めるなら、われわれも(お前たちを)撃ち始める」と警告。殺害されたデモ参加者が3万2000人に達したと非難し、これを人道的な開戦理由の一つに据えた。イラン当局もハメネイ師死亡を認めた。

アメリカとイスラエルの攻撃で死亡したイランの最高指導者ハメネイ師(写真:SalamPix/ABACA/共同通信イメージズ)

 CIA(米中央情報局)は数カ月間ハメネイ師の動向を追跡。テヘラン中心部の施設で2月28日朝(現地時間)、ハメネイ師を含むトップ会談が行われるという確度の高い情報を得た。米国の情報をもとに実行役のイスラエル軍戦闘機が長距離精密誘導兵器を使用して攻撃した。

テヘラン中心部での爆発(写真:SalamPix/ABACA/共同通信イメージズ)