米国議会議事堂下院議場で一般教書演説を行うトランプ大統領=2月24日(写真:ZUMA Press/アフロ)
[ロンドン発]ドナルド・トランプ米大統領は2月24日、ワシントンの米下院本会議場で一般教書演説を行った。長い演説を行うという事前の約束通り、少なくとも60年間の上下両院合同会議における演説としては最長の107分42秒に及んだ。
史上最長の一般教書演説、ただしイランに触れたのはわずか3.4%
1964年以降、演説の長さを記録している米カリフォルニア大学サンタバーバラ校の「米プレジデンシー・プロジェクト」によると、トランプ氏自身が昨年樹立した99分30秒の記録を塗り替えた。それ以前の記録はビル・クリントン元大統領の2000年一般教書演説で88分48秒。
全1万498単語のうち、緊迫するイラン情勢に割かれたのはわずか353単語(約3.4%)だった。トランプ氏は「ここ数カ月だけで彼らは少なくとも3万2000人のデモ参加者を殺害したようだ。重大な武力行使の脅しをかけることで多くの人々が絞首刑にされるのを阻止した」と自画自賛してみせた。
「彼らはすでに欧米の海外基地を脅かすミサイルを開発しており、間もなく米国本土に到達するミサイルの製造にも取り組んでいる。昨年6月の『ミッドナイト・ハンマー作戦』で攻撃を受けた後も彼らは武器プログラム、特に核兵器を再建しようとする試みを続けている」