「トランプ氏は相手がすぐに『降参』することを期待している」
「米国の攻撃による損害は2つの象徴的な目的を果たす可能性が高い。複数の米政権幹部は、これによりトランプ氏が宿敵に対する軍事的勝利を主張できるようになるという。一方で政権高官はこれがイランを核濃縮プログラムの放棄に追い込むことも期待している」(NYT紙)
ジャック・リード米上院議員(民主党)は「トランプ氏は自分がパフォーマンスを始めれば、相手がすぐに『降参だ。取引に応じよう』と言うことを期待している」とNYT紙に語っている。「相手がそうしなかった場合、大統領は単に勝利を宣言して次の話へ移るだけだ」という。
英誌エコノミスト(2月25日付)は、トランプ氏の最終目標が「核放棄」なのか「ミサイル制限」なのか「体制転換」なのか、自身でも定まっていないと分析する。イランは過去に何度も「核は持たない」という「秘密の言葉」を口にしており、あてにはできない。
昨年6月の米国とイスラエルの攻撃でイランの核施設はダメージを受けたが、壊滅はしていない。「中東の泥沼からの撤退」を掲げたトランプ氏が、なぜ中東で新たな戦争に突き進もうとしているのか支持層や側近の間でも理解が得られていない。