2月8日の総選挙当日、自民党の開票センターで当選確実になった候補者の名前に花をつける高市早苗首相(写真:代表撮影/ロイター/アフロ)
周知のように、2月8日の総選挙は、高市自民党の314議席という歴史的大勝に終わった。翌日、自民党関係者に、「勝因の中に外交的要因があったと思うか?」と訊ねると、興味深い答えをした。
「トランプ大統領の応援と習近平主席の『高市叩き』のお陰」
「二人の大国のリーダーに助けられた。まずアメリカのトランプ大統領には、選挙の数日前に高市総理への熱烈なラブコールをもらった。内政干渉とのご批判も受けたが、何と言っても同盟国のリーダーが支持を表明してくれたことは、少なからぬ票積みにつながったと思う。
もう一人は、中国の習近平主席だ。あれほど激烈に、かつしつこく中国が『高市叩き』をやってくれたおかげで、高市総理を『中国と戦うジャンヌダルク』のように捉えた有権者も多かったのではないか。
逆に、中道に政権を任せたりしたら、日本が中国の植民地にされてしまうという警戒感を生んだろう。その意味では、習近平主席にも感謝状を贈りたい気分だ」
ドナルド・トランプ米大統領は、「高市自民大勝」を受けて、早速、SNSに投稿した。
<今日の非常に重要な選挙での高市早苗首相と連立政権の大勝を祝福したい。彼女は非常に尊敬され、高い人気を誇るリーダーだ。総選挙を呼びかけたサナエの大胆かつ賢明な決断が、大きな成果をもたらしたのだ。
サナエ、私はあなたと連立政権を支持できたことを光栄に思っている。保守的な力による平和という取り組みが、大きく成功することを祈っている>
一方、中国の習近平主席からの祝意など、もちろんない。習主席からはそもそも、昨年10月21日に高市政権が発足した時にも祝電は届かなかった(その前の3政権の発足時には来ていた)。
昨年10月、韓国・慶州で開催された第32回アジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議の際に首脳会談を行った高市早苗首相と習近平主席(写真:新華社/アフロ)

