高市首相にとって対中関係は引き続き難しい課題

テレビ東京記者:昨今の中国の日本に対する強硬な立場が、日本の昨日の選挙結果に重大な影響を与えたとの見方がある。中国はこれをどう思うか?

林剣報道官:中国はもともと他国の内政に干渉しない。かつ中国の内政に対するいかなる干渉、中国の核心的利益への侵害、国際法と国際関係の基本準則への違反、地域の平和と安定を破壊する誤った言行にも、固く反対する。

 われわれの対日政策は明確で、安定的で、連続性があるものだ。日本のリーダーが誰であれ、どんな政党が与党であろうが、中日間の4つの政治文書と日本の平和憲法を遵守し、自身の約束と国際的義務を履行しなければならない。

テレビ東京記者:日本の総選挙の結果が発表された後、中国のSNSでは、日本の右傾化への懸念を示す多くの投稿が見られた。中国政府はこの種の反応をどう見るか?

林剣報道官:かつて日本の軍国主義分子は、日本を侵略戦争の道に引き込み、アジアの隣国と世界に対し甚大なる罪を犯し、日本国民にも深刻な災難をもたらした。歴史の教訓は十分深刻であり、歴史を鑑としてこそ、未来に向かうことができる。

 日本は平和発展の道を堅持し、実際の行動をもって周辺の隣国と国際社会の信頼を得るのか、それとも歴史の潮流に逆らって、戦後の国際秩序に挑戦するのか。これは日本の為政者と日本の各界有識者が深く熟考すべきことだ。

テレビ朝日記者:日本の衆院選で自民党が勝利した。アメリカのトランプ大統領は高市早苗首相の勝利を褒めたたえ、高市首相が実力による平和保障政策を実現することに期待を寄せた。中国はどう思うか?

林剣報道官:選挙は日本の国内事情だ。米日が二国間関係を処理することは、地域の平和と安定に資するものであるべきだ。

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 以上である。こうした中国側の態度から明らかなのは、いまの険悪な日中関係は、今後とも改善しないだろうということだ。大勝利後の高市政権は、そのことを前提に粛々と外交安保政策を進めていくべきである。