ステルス性が「指数関数的」に改善されている可能性も
「最も目を引くのは平面形状と無尾翼だ。機首部分まで伸びる改良型デルタ翼を持ち、中央の胴体部分、少なくともその下部はJ-20を彷彿とさせる。1人乗りなのか2人乗りなのかは分からないが、タンデムツインシートの可能性もある」(ウォー・ゾーン)
伝統的な尾翼を排除した機体はステルス性を大幅に向上させるのが目的だ。空気力学的な効率性もよくなる。空気抵抗を減少させることによってより良い飛行性能を発揮する。しかし敏捷性と全体的な安定性を向上させる推力方向の転換エンジンは搭載されていない。
総重量がJ-20より重いことを考慮すると、持続的な高速飛行と高高度での運用を可能にするため3基のエンジンが必要になったとみられる。第6世代の空戦プログラムは現在のプラットフォームと比較しステルス性が「指数関数的」に改善されている可能性があるという。
「現段階では新型機が第6世代戦闘機のプロトタイプなのか、もっと一般化されたデモンストレーターなのか、大型戦術機を含むさまざまな異なるプラットフォームに使われる可能性のある新技術をテストするものなのかはっきりしない」と「ウォー・ゾーン」は断定を避けている。