K-POPの中に日本人がいるのはすでに当たり前
日本人メンバーが主体のグループ、ME:I(ミーアイ)のパフォーマンスが印象に残った。メンバー11人は全員日本人である。日本で行われたオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」で選ばれた彼女たちは、K-POPスタイルのプロデュースを受けながら、日本語の曲を発表しつつ、韓国語の曲もリリースしている。所属事務所は、韓国のCJ ENMと吉本興業の合弁会社として設立されている。
ME:Iはこの日、日本語と韓国語、両方の曲を披露していた。受賞スピーチも両言語で行っていた。
ME:Iは日本のアイドルなのか、韓国のアイドルなのか。そんな問いはもはや成立しない。国境は軽々と越えられている。カルチャーの最先端はここまできているのだ。
日韓の融合は全く珍しいものではない。日本人メンバーが含まれるグループは近年かなり多くなっている。その先駆けは、日本人メンバーが3人所属するTWICE(トゥワイス、2015年デビュー)だった。
TWICEのデビュー当時は新鮮な驚きをもって受け止められたが、最近は騒がれることすらなくなった。K-POPの中に日本人がいるのは、すでに当たり前の光景なのである。
日本人メンバーがいると、日本のファンに直接言葉を伝えられる。特に今回のような音楽賞では、ファンへの感謝を日本語で伝えられるのは重要なことである。
韓国語を理解するK-POPファンは増えているが、日本語で伝えられた方が理解しやすいのは当然である。アイドルとファンの心をつなぐため、日本語で気持ちを伝えられる日本人メンバーの存在は大きい。