住宅ローンの返済に、教育費が加わり家計が圧迫

 F男さんの住宅ローンの借入状況ですが、借入金額7000万円程度、変動金利0.5%程度、返済期間35年で毎月の返済金額は18万円程度。そこに修繕費や積立金などが毎月3万円程度かかり、毎月21万円程度が住居費用としてかかっています。

 購入当初は、娘さんが小学校に入学したばかりだったこともあり、教育費もそれほどかかっていませんでした。毎月21万円の住居費を支払ってもまだゆとりを持って生活できていたそうです。


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 しかし、現在は、娘さんは、中学受験をするために塾通いをしており、塾代などの教育費が家計に重くのしかかってくるようになりました。だんだん家計に余裕がなくなってきたと思っていたところに、マイナス金利解除で住宅ローンの変動金利が上昇するのではないかとの不安も募ってきたようです。

 F男さんは年俸制なので、毎月の手取り金額は53万円程度、妻の収入と合わせると毎月56万円程度です。住居費が21万円なので、毎月の収入の約38%が住居費にかかっています。

 確かに、教育費の問題だけでなく、今後ローンの返済金額が増えたり、予期せぬことが起きたりした場合には、家計は圧迫されそうです。