ホスピタリティーはやはり日系エアライン

 JALやANAの国際線でエコノミークラスの乗客が休んでいるときにそっと毛布をかけたり、「目がさめたら食事を提供しますので」というメッセージを添えたりするといったホスピタリティーは外資系ではまず期待できないものであろう。

 機内食については日系とアジアの航空会社のほうが日本人の口に合うのは広く知られている通りだ。

 以上、長年にわたりJALでパイロットを務め、航空の安全について研究してきた蓄積のほか公私で65カ国を旅した経験を踏まえ、航空会社を選ぶ際のポイントをまとめてみた。私の個人的な見解も含まれるが、ぜひ参考にしていただきたい。

乗ってはいけない航空会社』(杉江弘著、双葉社)