空飛ぶタクシーはいつ現実になるのか

 現状では1機が数億円単位もするため、庶民が手軽に乗れる料金の「空飛ぶタクシー」になるという話はまだ現実味が薄い。機体の製造数がかなり増えても、その量産効果で搭乗料金が一気に下がるというイメージがわいてこないのだ。

 むろん、遊覧飛行や都市部から離れた高級ホテル客へのスペシャルサービスといった高付加価値な事業の可能性はあるだろう。

 だがそれでは、比較的静かに空飛ぶ「次世代ヘリコプター」の域を脱しない。

 2030年代になると、まるでタクシーのように、誰もが移動で困った時、または移動の時間を楽しみたい時、気軽に乗れる「空飛ぶクルマ」が、世の中の常識になっているのだろうか。

 今回取材した東京都の社会実装時の運行事業者は、ヘリコプター運航者やエアラインなどを想定しているという。

 技術と事業の両面で、これからも国内外の「空飛ぶクルマ」の動向を追っていきたい。