スバルの新型フォレスターである「Premium S:HEV EV」で1400kmのロングドライブに出た。写真は山形県JR高畠駅舎前にて(写真:筆者撮影)
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スバルの新型「フォレスター」で「もっと遠くまで行ってみよう」と思い、2025年の年末に東北へ、1400kmの旅に出た。新型フォレスターでは、これまでクローズドエリアでのオフロード走行やワインディングロード、ほかにも関越自動車道などで走行してきた。今回は、降雪地帯を含む冬季の長距離の走行体験となった。フォレスターのラインアップに関しては、アメリカで人気のウィルダネスブランドの日本国内への導入が決まるなど、新しい動きがある(詳細は「【試乗レポート】スバル「クロストレック」で500km走って感じた実力、操縦安定性が高く、カッチリした乗り心地」)。これから先、フォレスターはどう進化していくのか、東北の地でじっくり考えた。  

(桃田 健史:自動車ジャーナリスト)

 試乗したのは「Premium S:HEV EV」。S:HEVとは、ストロングハイブリッドを意味する。水平対向2.5Lエンジンと2モーター式のハイブリッドシステムを組み合わせており、国内市場では、「クロストレック」に次いで、フォレスターにも採用された新技術だ。

2.5L水平対向エンジンのS:HEVを搭載(写真:筆者撮影)

 なお、フォレスターのグレード構成は、大きく分けて3つ。S:HEV搭載モデルには、上級イメージを強調するPremiumとアウトドアやスポーティ性を際立たせた「X-BREAK」がある。このほか1.8Lターボエンジン搭載の「SPORT」を用意している。

  試乗車のボディ寸法は、全長4655mm×全幅1830mm×全高1730mmで、車両重量は1780kg。ノーマルではオールシーズンタイヤを標準装備するが、今回は深い雪を想定して、ステッドレスタイヤのヨコハマ「ice GUARD(G075)」に履き替えた。

 価格はベース車両本体価格が465万3000円で、ハーマンカードンサウンドシステム、本皮シート、アクセサリーコンセント、サンルーフなどメーカーオプションを含めると、消費税込み518万1000円という値づけだ。

 フォレスターといえば、見た目と走りに対して「コスパが高い」とユーザーから評価されてきていた。そのため、売り値が500万円級へ引き上げられたことに対する抵抗感を抱く人もいるだろう。

 それでもスバルは、主力市場であるアメリカとスバルの本拠地である日本において、SUVのシェア拡大を狙い、高付加価値な商品性を追求した。

 新型フォレスターの商品コンセプトは「THE SUV」だ。