フルモデルチェンジが期待されるマツダの「CX-3」に試乗した。写真は神奈川県内の早朝、CX-3で出かける様子(写真:筆者撮影)
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マツダ「CX-3」が今、大きな節目を迎えている。日本では2015年2月発売から10年、その間に商品改良はあったものの、抜本的なフルモデルチェンジはない。一部では、マツダ販売店からの情報として、CX-3を2026年上旬に発売終了すると報道されたが、現時点でマツダ本社から正式な発表はない。今回は現行のCX-3を関東周辺で約400km走行しながら、これまでのCX-3の歩みと、今後の可能性について考えた。

(桃田 健史:自動車ジャーナリスト)

 グローバルでのカテゴリーはコンパクトSUV。コンパクトカー(Bセグメント)を基本としたSUVという意味である。

 ボディ寸法は全長4275mm×全幅1780mm×全高1550mm、ホイールベースは2570mm。ボディカラーは、エアログレーメタリックとブラックキャビンのツートーンだ。

 試乗車はディーゼルの四輪駆動車で、エンジンは1.8L直列4気筒ディーゼルターボで最大出力130馬力・最大トルクは270Nm。燃費は国際基準のWLTCモードで19kmである。

マツダ「魂動デザイン」を強く感じるCX-3のボディデザイン(写真:筆者撮影)
試乗車は1.8Lディーゼルエンジンの四輪駆動車(写真:筆者撮影)

 では、走り出そう。