東京湾に面した専用ターミナル

 場所は、大型展示場施設の東京ビッグサイト(東京都江東区)の屋外駐車場。EVの世界選手権であるフォーミュラE・東京E-Prixが2024年と2025年に開催されたルートの一角だ。

 20m四方の離発着場所が東京湾に面しており、その数十m後方に専用ターミナルがある。

 仮設ターミナルは、兼松がこの分野のパイオニアである英国スカイポートと資本提携し、日本での事業の構築を進めているものだ。

 今回の実証のキモは、社会実装に向けて地上オペレーションを含めた統括的な事業運営を検証することにある。

 ターミナルは、縦約7m×横約12m×高さ約3m。場所柄、長期的な運用が難しいため簡易的な建物とした。

「空飛ぶクルマ」の旅客ターミナル(写真:筆者撮影)

 ターミナルの目的は大きく3つ。

 1つ目は、旅客管理システム。予約時にチケット購入者の顔を登録し、搭乗手続きは顔認証を使い短時間にスムーズに行う。

 2つ目は、リソースマネジメント。着陸点の予約管理や充電システムなどを管理する。

 3つ目は、空域管理システム。交通管制や気象状況をデータ化して関係各所と情報を共有する。