電動タイプは短距離移動、中長距離移動はハイブリッド

 グローバル市場での「空飛ぶクルマ」の動向に目を移すと、米国運輸省(DOT)及び米国連邦航空局(FAA)など米連邦政府機関による政策の影響が大きい。

 米国では「AAM(Advanced Air Mobility)」と呼ばれる「空飛ぶクルマ」の実用化に向けたバイデン政権からの積極的な動きは第2次トランプ政権になっても継続している状況だ。

 また原動機については、飛行性能を上げるために搭載する電池容量が限られるため、フル電動は短距離移動向きで、海外ベンチャーでは中長距離移動向けにはタービンを発電機として使いモーター駆動するシリーズハイブリッド方式に対する関心が高まってきたという報告もある。

 さらに、広義ではAAMの仲間となるが、一人乗り用の小型機について現状規格「LSA(Light-Sport Aircraft)」の規格改定を行う方向で調整に入っている。

 こうした技術的な要件ばかりに注目が集まる「空飛ぶクルマ」だが、社会実装において最も重要なのは持続可能な事業化の構築にほかならない。