愛子さまの次の親善訪問は「欧州」か「南米」か?

 では愛子さまはどうだろうか。昨年のラオス訪問では、柔らかな笑顔を行く先々で振りまかれ、内外で高く評価された。こうした実績を踏まえ、山下氏は「訪問を招請している国もあるでしょう」と、その可能性に触れた。

ラオスのパーニー国家副主席主催の晩さん会でスピーチされる愛子さま(2025年11月18日、写真:代表撮影・共同通信社)

 今年、国交樹立160周年のベルギー、外交関係樹立160周年のイタリアなど、節目を迎える欧州諸国も候補に入り得る。しかし山下氏は、欧州訪問には慎重になるのではないかと見る。

「例えばベルギー王室には、愛子内親王殿下と同い年で、次の女王になるエリザベート王女がいらっしゃいます。もしお会いになれば、日本国内で『愛子天皇待望論』が活発になるのは目に見えています。当然、両陛下も宮内庁も慎重になるでしょう。愛子内親王殿下は王室のない国、例えば南米のアルゼンチンやパラグアイの方が可能性は高いと思います」(山下氏)

 確かにアルゼンチンは今年、日本人移住140周年、パラグアイも日本人移住90周年の節目を迎える。現地の日系人の歩みをねぎらう意味でも、訪問のタイミングとしては整合する。

 そして、もうお一方、秋篠宮家の悠仁さまもまた、夏休みを利用して公式か私的かは別にして、どこか外国への短期留学や、ご旅行などはあり得るのだろうか。

悠仁さま(2025年11月撮影、写真:共同通信社)

「悠仁親王殿下が外国訪問されることも、可能性はゼロではありません。成年皇族で将来の天皇ですから、学業に支障のない範囲での外国訪問は考えられます。上皇陛下が初めて外国を公式訪問されたのが、19歳の時のエリザベス女王の戴冠式でした。もっともそのときは皇太子というお立場でしたが。ただ、時代も違いますし、タイミング的には問題ないでしょう」(山下氏)

「加冠の儀」に臨まれる悠仁さま(2025年9月6日、写真:共同通信社)

 公務の主軸が昨年の「慰霊の旅」から、「被災地に心を寄せる旅」へと移り変わる天皇ご一家。今年もまた国民に寄り添い、喜びも悲しみも我が事としての、さまざまな公務に臨まれることだろう。

 そして愛子さまには、ご成長を感じさせる“次の段階”が期待される。さらに悠仁さまの海外経験も視野に入るなら、皇室はいま、将来に向けて世代交代の準備を一段深めていく年を迎えているのかもしれない。