2025年6月11日、訪問先のブラジルで記念式典に出席された佳子さま(写真:ロイター=共同通信社)
(つげ のり子:放送作家、皇室ライター)
30代になりますます存在感が増している佳子さま
2025年12月29日、31歳の誕生日を迎えられた佳子さま(佳子内親王殿下)。
30代に入られてからの佳子さまは、国内外の式典ご臨席から福祉・文化・スポーツ分野の行事まで、皇室の“現場”を支える存在感をいっそう強めている。公務に勤しむがゆえの多忙さが理由なのか、年頃となった今も、結婚については外形的には目立った動きがまったく見えてこない。
2025年10月「ガールズメッセ2025」に出席した佳子さま(写真:共同通信社)
2025年11月の秋篠宮さま(皇嗣殿下)の会見でも、佳子さまの結婚について問われ「結婚については特にありません」と明言されている。
もちろん、結婚が絡むナーバスな私生活について、あれこれ詮索するのは佳子さまにとって余計なお世話に他ならない。しかし、佳子さまはかねてから結婚によって皇室を離れ、個人としての生活を送りたいという願望があると見られてきた。
それなのに、なぜ結婚が進展しないのだろうか。
実はそこには、個人の事情だけでは説明しにくい“構造的な壁”があるからだと考える。佳子さまの“幸せ”を阻む、その構造的な壁とはいったいどんなものなのか。

