連載:少子化ニッポンに必要な本物の「性」の知識
世界中でイベントとして盛り上がるクリスマス。
「Christmas」の「Chirist」はキリスト、「mas」はミサ(礼拝)を意味し、「キリストのミサ(降誕祭)」を表している。
新約聖書にはキリストの誕生日は明記されず、12月25日に降誕したとの確証はなく、3月か5月に誕生したとの説もある。
クリスマスの起源は、2~4世紀、古代ローマ帝国時代に行われていた冬至の時期に光の祭りと呼ばれていた太陽神の誕生祭と農耕儀式が、キリストを光になぞらえイエス・キリストの生誕祭に置き換わったといわれている。
松任谷由実の楽曲に「恋人がサンタクロース」というのがあるように、特に日本ではクリスマス・イブを恋人と過ごすことが重要という風潮があり、レストランやホテルは多くのカップルで賑わいを見せる。
サンタクロースのモデルは、4世紀に現在のトルコに位置するミュラという街で司教をしていたジンター・クラース(セント・ニコラス)が訛ってサンタクロースとなった。
ジンター・クラースは後に聖人とされ、命日の前日にあたる12月5日に修道女たちが、夜中にこっそり貧しい人々の家に食べ物などを送る風習が世界中に広まり、12月25日のクリスマスにプレゼントを贈る習慣となった。
あるEDクリニックの調査によれば、セックスに対する欲求は、ある程度季節性があり、性欲と性行為は1年を通して増減するが、春・夏・冬にそれぞれ頻度のピークがあり、最も多くセックスがされている季節は冬で、クリスマスと新年の頃にピークを迎えるという。
プレゼントや豪華な食事が、カップルの性行為を促す要素として背景にはあるようだ。