![北越急行ほくほく線の美佐島駅(写真および図はすべて牧村あきこ、2023年12月撮影)](https://jbpress.ismcdn.jp/mwimgs/d/a/600mw/img_da17af8a74231a4767de18c25aebcb96197486.jpg)
数は少ないが、山岳トンネル内に設置された駅(ここでは「トンネル駅」と呼ぶ、地下鉄駅は除く)がある。利用者には不便だし、建設コストもかかるのになぜだろうか。行ってみるとなかなかおもしろい体験ができるトンネル駅を紹介しよう。
(牧村あきこ:土木フォトライター)
ホームに入る自動ドア(ホーム扉)は電車が到着するまで開かない。
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地上に出るための自動ドア(出口扉)は、ホーム扉が開いているあいだ、開かなくなる。
![](https://jbpress.ismcdn.jp/mwimgs/2/3/600mw/img_230c04b158d0b3c9ec14acdae8e3f137170423.jpg)
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2つの金属ドアとコンクリート壁の小さい空間。どちらの自動ドアもあかなくなって「閉じ込められたらどうしよう」という心配がじわじわと湧いてくる。
トンネル駅の中でも、最も不安をかきたてる駅構造。それが、北越急行ほくほく線の美佐島駅(みさしまえき、新潟県十日町市)だ。現地へ行って、ぜひこの心細さを味わってほしい。