振り子の周期は、10往復触れる秒数を数えて、それを10で割れば得られます。平方根つまり「√」という概念を知らない子がいますが、「2乗」は知っているので、こちらを使います。

 先ほどの式から

 となるので、子供たちが測れる「振り子の長さl」とその周期T(の半分tでよい)を方眼紙をあらかじめ作っておいてプロットさせると、結果的に直線的な関係が得られます。

あらかじめ都合のよい方眼紙を作って与えるのは、短時間に子供が迷わず、ポイントに到達するための便宜で、そんなに良いことではない。

 一歩の時間長さ、つまり半周期tを秒単位で考えるなら、長さ1メートルの振り子で1秒つまり60bpm、つまり「安静時心拍数」の最低値近くで、とてもゆっくりであることが分かります。

 九九を参考に、計算しやすい値を並べてみると

81センチの腕で 半周期0.9秒 この値で60を割ると 約66bpm
64センチの腕で 半周期0.8秒 この値で60を割ると 75bpm
49センチの腕で 半周期0.7秒 この値で60を割ると 約86bpm
36センチの腕で 半周期0.6秒 この値で60を割ると 100bpm

 となって、子供たちの歩行ステップや心拍数にやっと到達しました。この値を考察してみましょう。

 人間の身体を「単振り子」としてみる、という極めて原始的なモデルですから、もちろん限界はあります。