こんな話の原型を2001~2002年頃に考え、2019~2020年になって子供の教室で実施する頃には、機械学習が一般化していましたので、AIでサポートしてこれらのカリキュラムを行う、7つの基礎を猟歩する「白熱音楽教室」として実施してみたわけです。

 7つの基礎は冒頭にも記したScience(科学)Technology(技術)Reflection(熟慮)Ethics(倫理)Arts(藝術)Mathematics(数学)とMusic(音楽)です。

 これらの頭文字をとってSTREAMM(ストリーム)と名づけて、こうした、中学高校生のための卓越芸術科学教室を実施しています。

 同じ内容で、パリでも、ベルリンでも、アムステルダムでも、ニューヨークでも、サンディエゴでも、基礎の基礎から先端の先端まで、子供の等身大の理解をおいてけぼりにせず、きちんとした次世代人材を育成するのに役立つものとして、展開実施を進めています。

修了証書の授与は藝大生と東大生が交互にプレゼンターとなって行った。生徒たちのみならず、18~20歳を中心とする、若い先生たちにも良い経験と美しい思い出になれば、また未来の指導者に育ってくれれば何よりと考えている。

 この教室のもう一つ大切なポイントは「指導者の育成」にあります。

 私には高等学校、大学の専門学部、大学院そして職場の先輩にあたる有馬朗人氏が主導した「ゆとり教育」は、賛否両論がありますが、明らかに欠落していた点として、先生の育成がなかったように思います。

 これは有馬さん自身も「こういうのは自由にやらせた方がいいんだよ、うん」と言ってましたので、確信犯でそうだったのだと思います。

 2005年「世界物理年日本委員会」で私が役目を果たしたとき、慰労で和食の席を設けていただいた折に、そのように耳にした記憶があります。