今年もJBpressをご愛読いただきましてどうもありがとうございました。来年も引き続きご愛顧のほどよろしくお願いいたします。今年最後のランキング1位は「米国政府の結論は出ている、慰安婦「強制連行」の証拠はなかった」だった。
ロシア経済、原油安にも注目集まる
日本に対する口惜しさのはけ口を求めているとしか思えない中国、韓国による執拗な慰安婦問題。
その論拠が自然崩壊し始めているわけだが、こうした時に手を抜かず、きちんと日本の主張を世界に向けて発信することは重要である。
これ以外ではロシア経済と原油安を扱った記事が読まれている。
4位「ロシアを窮地に追い込む原油安と経済危機」、7位「ロシアのルーブル危機:崖の先へ」、17位「油価で読み解くロシアの将来、プーチン次の一手は」である。
原油安は日本にとっては有難いことだが、変化が激しすぎるとそれに依存していた国や産業が大きなダメージを受け、世界経済にも悪い影響を及ぼす。
2015年の世界経済を考えるうえでも決して外せないテーマと言える。
その2015年の予測をしているのが14位「世界経済:過去と未来の相似」。英エコノミスト誌の記事である。
この記事によれば、世界が苦境にあった1990年代末と現在の世界経済は酷似してきているという。
何が似ているのかは記事をお読みいただきたいが、同じことを繰り返すのが残念ながら人間社会の常である。
15位に入った「大学に入ることが目的の教育とその先を考えた教育」は、すでに死語になっているかもしれないが「教育ママ」にとっては耳の痛い内容だ。
いま、民主主義の限界がいくつも顕在化し、エリートによる指導に重点を置くべきだと主張する人たちが出てきているが、大学に入ることを目的とした教育を受けた人間がエリートとして評価される日本では実に危険なことである。
いかに大変でも民主主義を深化させていく以外に日本を良くする道はない。