「長寿遺伝子」よ、目を覚ませ!
人は120歳まで生きられる

エネルギー摂取と長寿の研究(後篇)

2014.12.19(Fri) 漆原 次郎
筆者プロフィール&コラム概要

 絶食や飢餓などのような、エネルギー摂取を制限された状態が、実は健康長寿につながる──。

 この話の真相に迫るべく、健康長寿の研究者として知られる金沢医科大学の古家大祐教授に話を聞いている。

 前篇では、エネルギー摂取制限がどのように健康長寿につながり得るのか、その仕組みを聞いた。エネルギー摂取制限をすると、“長寿遺伝子”とも呼ばれる「サーチュイン遺伝子」が活性化し、長寿健康にプラスとなる数多くの役割を果たしてくれるという。

 後篇では、より具体的に、このサーチュイン遺伝子を活性化させるための方法を、引き続き古家氏に聞くことにする。

 最近では、ブドウの皮などに多く含まれる物質もサーチュイン遺伝子を活性化させるのではないかと関心を集めている。この話をどう見ているか。さらに、研究はどのように進展しているのか。これらも聞いていきたい。

絶食時間はなるべく長く、「食事制限+運動」も効果あり

――前篇では、エネルギー摂取を制限するとサーチュイン遺伝子が活性化され、健康長寿につながり得るという話を聞きました。サーチュイン遺伝子を活性化させるために、具体的に我々はどのような食事のとり方をするとよいのでしょうか?

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1975年生まれ。神奈川県出身。出版社で8年にわたり理工書の編集をしたあと、フリーランス記者に。科学誌や経済誌などに、医学・医療分野を含む科学技術関連の記事を寄稿。日本科学技術ジャーナリスト会議理事。著書に『日産 驚異の会議』(東洋経済新報社)、『原発と次世代エネルギーの未来がわかる本』(洋泉社)、『模倣品対策の新時代』(発明協会)など。


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