金の価格は1オンス5000ドルを超えるか?

 超えるだろう。

 金(ゴールド)の猛烈な値上がりは、ペースがいくらか鈍るもののまだ続きそうだ。

 中央銀行による買い付けに加え、膨張する財政赤字や地政学的な分裂、そして「名目貨幣」の価値下落に備えるヘッジ手段として金に着目する投資家の需要が原動力になる可能性がある。

 不確実性が新たな常態である世界では、準備通貨としての米ドルの役割に亀裂が見える以上、金の高騰はまだ続く。

By Leslie Hook

実用に供する強力な量子コンピューターは稼働するか?

 答えはノーだが、稼働し始めるまでにそれほど長い時間はかからないだろう。

 初歩的な量子コンピューターならすでにテック企業数社が開発しており、現在は古典的なコンピューターと並行使用されている。いずれも単独では実行できない演算を行うためだ。

 亜原子物理学の不気味な性質を利用するハードウエアとソフトウエアの技術は、ともに急速な進歩を遂げている。

 いつ頃になるかは不明だとしても、企業はポスト量子世界の到来を見越して機密データのセキュリティー確保を始めるべきだと各国政府が言っている。

 強力な量子コンピューターが稼働し始めれば、今日使われている暗号技術のほとんどが時代遅れになってしまうからだ。

By John Thornhill

ブラジルのルラ大統領は記録となる4選を果たせるか?

 答えはイエスだ。

 土壇場で健康問題が生じなければ、80歳という高齢であっても、10月の大統領選挙の本命はルイス・イナシオ・ルラ・ダシルバだ。

 選挙に強いこの左派候補は好景気と、ドナルド・トランプの甘言に敢然と立ち向かう姿勢の両方を追い風にできる。

 ブラジルの右派のオウンゴールも背中を押してくれる。

 一部の保守派はブラジルが前大統領のジャイル・ボルソナロをクーデター未遂の容疑で裁判にかけたことに対して米国が制裁を科すべきだと訴えたが、ルラが国民の支持を集めたことでこの戦略は裏目に出た。

 また右派では、ボルソナロが収監されたことを受けて息子のフラビオを立てるべきか、それとももっと穏健な候補を選ぶべきかをめぐっても内輪もめが起きている。

By Michael Stott