サウジアラビアとイスラエルは国交を正常化するか?

 しない。

 ドナルド・トランプはパレスチナ自治区ガザにおけるイスラエルとイスラム組織ハマスの脆い停戦合意を仲介した後、サウジアラビアとイスラエルが国交を正常化することを強く望んでいるが、実現の可能性は低い。

 サウジアラビア皇太子のムハンマド・ビン・サルマンは、パレスチナ国家成立に至る「明確な道筋」がなければ正常化はしないという主張を変えていない。

 片やイスラエル首相のベンヤミン・ネタニヤフは、パレスチナ国家の成立を声高に拒否している。たとえ今年の選挙で首相が敗北しても、イスラエルがそのスタンスを大幅に軟化させることはなさそうだ。

 それに、ガザにおけるイスラエルの戦争に対してイスラム世界が激怒していることを踏まえれば、サウジ皇太子が態度を変えることも考えにくい。

By Andrew England

家庭用ロボットは実用化されるか?

 イエス。

 米カリフォルニア州パロアルトのスタートアップ企業「1X」は10月にヒト型ロボット「NEO」の先行予約を受け始めた。スレンダーな身体を柔らかなニットのユニタードで包んだヒューマノイドで、価格は2万ドルだ。

 顧客には2026年中に発送する見込みだとしていた。バーチャル環境にしか存在しなかったロボット執事が、身体性を持ったAIによって現実世界に移されることになる。

 自分で判断して家事などをこなすロボットの開発競争にはテスラ、フィギュアAI、ユニツリーといった企業が参入している。

 だが、人間の器用な手先の再現は――洗濯物を畳むことでさえ――非常にコストがかかるうえ、完全には実現できていない。

 各種報道によれば、NEOはまだ完全に自動で動くわけではない。裕福なアーリー・アダプター向けの製品だ。

By Elaine Moore

アフリカの経済成長率はアジアのそれを上回るか?

 上回るが、その差はわずかだろう。

 中国の経済成長が鈍化していることから、2026年のアジアの平均成長率は4.1%に低下する可能性があると国際通貨基金(IMF)は見ている。

 片やアフリカはそもそも低いベースからスタートし、成長率が4.1%からじわじわ上昇すると見られている。

 ひどいニュース――スーダンの戦争、サヘル地域での過激派の広がり、多発するクーデター――が報じられているにもかかわらず、アフリカは米ドル安、金価格の高騰、以前よりも健全な財政政策などから恩恵を享受している。

 2026年には、経済成長率の世界最上位20カ国のうち半分をアフリカの国々が占める見通しだ。エジプトやナイジェリアといった経済規模の大きな国々も、痛みを伴う構造改革を経て成長している。

 とはいえ、アフリカの経済規模は54カ国をひとまとめにしてもまだ小さく、世界の針路を変えるには至らない。

By David Pilling