地域ごとにみる「裏金議員」46人のリスト
今回の衆院選で自民党の「裏金議員」候補者は、どんな状況になっているのでしょうか。まずはその状況を見ながら、注目の選挙区をチェックしていきましょう。
引退するなどして今回の衆院選に出馬しなかった者を除くと、裏金に関与した議員」は全国で46人が立候補しています。自民党はこれら46人については、比例代表との重複立候補*1を認めませんでした。したがって、小選挙区で敗北すれば、国会での議席を失うことになります。比例復活の道を閉ざされた「裏金議員」にとっては、まさに背水の陣でしょう。
*1:【衆院選】なぜ“落選”してもゾンビのように復活するのか?「小選挙区比例代表並立制」の導入経緯と課題を整理
では、「裏金議員」の立候補の状況を地域ごとに見てみましょう。
図を見てわかるように、「裏金議員」は公認と非公認に分かれています。
裏金を1000万円以上つくっていても、党の公認をもらい、これまでと同じように出馬している候補者が何人も含まれています。いずれの候補者も比例代表への重複立候補を党に認められなかったため、小選挙区で落選すれば議員バッジを失うことになりますが、当選すれば、「みそぎが済んだ」として裏金問題は不問にされてしまうのかもしれません。
では、「裏金」を軸にして、注目の選挙区をいくつか見てみましょう。