ネイティブアメリカンに対する政策
かつての社会通念では、洋の東西を問わず、男性はヘソから下に人格がない。仕事で結果を出せば、女性関係が派手だったり、倫理に多少反したりしても、問題にされることなどなかった。
米大統領の恋愛沙汰は、建国から続く輝かしい伝統といえよう。
ジョージ・ワシントンが1789年、初めて米大統領職に就いて以来、多くの大統領たちが、妻以外の複数の女性と性行為を繰り返し、その恒例は現在も続いている。
初代大統領ジョージ・ワシントン(1732-1799)は建国の父として、公正で思慮深いリーダーとして評価され、首都にもその名が冠してある。
ワシントンは独立戦争中に、大陸軍の指揮官として卓越した指導力を発揮し、英国軍を打ち破った。
そして初代大統領に就任すると、国内の経済発展と国際的な地位の確立に尽力した。
米国は建国以前の植民地時代から奴隷制度が合法であった。
若き日のワシントンは、バージニア州のマウント・バーノンでの農園経営に情熱を注いでいた。
ワシントンの故郷、マウント・バーノンのワシントン家は、プランテーションを経営していた。
ワシントンの農場ではロープや布地の麻としての産業的価値と、土壌安定化作物として有用な経済作物としてマリファナを栽培した。
当時のワシントンは奴隷である黒人と同様に、先住民族のネイティブアメリカンを「猛獣」と呼び、人間として見なしてはいなかった。
後に大統領に就任すると、ニューイングランド領のインディアン族に対しては植民の妨げになるとし、皆殺しを命じるなど、ネイティブアメリカンに対して絶滅政策を執行している。
彼は「この手法は正義そのもので、これからも実施していく」と発言している。
今年、米サウスダコタ州で開かれた独立記念日の式典で演説したドナルド・トランプ氏は、「もし、ジョージ・ワシントンがいま民主党の大統領候補に名乗りを上げたらその承認に反対票を投じただろう」「私が思うに結局のところ、彼には悪い過去があった」と話している。