ハリス副大統領候補なら「スーパーマンの悲劇」も

 バイデン氏が絶対に立候補を降りないのであれば、どうするか。

 保守系サイト「ザ・フェデラリスト」のシーン・デービス氏はこう指摘する。

一、バイデン氏はすでに50州の民主党支部が行った予備選で選ばれた大統領候補だ。それを否定、あるいは拒否することは法的にも政治的にも難しい。

二、しかも、バイデン氏が次期大統領候補になることを否定しながら現職を続けさせるのはおかしいのではないのか。

三、それならば、実績もなく不人気のカマラ・ハリス副大統領に大統領職を譲ればいいのだが、民主党がハリス氏を立てて選挙に臨めば、結果は、民主党にとっては「クリプトナイト」の悲劇のような事態になるだろう。

(スーパーマンの郷里である惑星クリプトンを形成する鉱物「クリプトナイト」が発する放射線をスーパーマンが浴びると、普通の人間になってしまう。スーパーマンの唯一の弱点)

四、バイデン民主党は2020年にハリス氏を副大統領に選んだ結果、自業自得になっている。自分で蒔いた種は自分で刈り取る以外にない。

thefederalist.comcan-dems-just-dump-biden-and-move-on-its-not-that-simple