討論会後、24時間で2700万ドル集まる

 討論会直後、選挙キャンペーン最高責任者が大口選挙資金提供者たちに打診した結果、資金は引き続き出すと確約してもらったことがバイデン氏を勇気づけた、という「解説」がもっぱらだ。

 シリコンバレーの億万長者でバイデン氏の政治資金提供者、ライド・ホフマン氏はこうメールしている。

「いろいろごちゃごちゃ言う者もいるが、バイデン支持に変わりはない。今バイデン氏に必要なのはカネ、カネ、カネだ」

 討論会終了直後から6月28日夜までに2700万ドル(うちオンラインでの政治資金は1400万ドル)も集まっている。

nytimes.combiden-donors-democrats.

「世界一カネのかかる」米大統領選挙。すべてはカネ。むろんそれが裏金として有権者にばらまかれる東洋の某国とは事情は違う。

 すべてはテレビ・ラジオ、SNSの政治コマーシャル、各州各地での選挙キャンペーン費用、遊説のための飛行機代、滞在費に使われるのだ。