最も「高い」スポーツ選手は、自分の価値を高めるため、まずもってファンの多いスポーツでトップ選手とならねばならない。サッカー、バスケット、テニス、野球、ボクシング、陸上競技などで、突出した成績を収めるということだ。(中略)その他にも、個人的なカッコよさを備えていることが必須である。
中国のスポーツ界を暗に批判
大谷翔平がアジアで最も価値の高いスポーツ選手となったのは、偶然の賜物ではない。この点にも、昨今の中国のスポーツ産業の発展にとって、大変多く考えさせられるところがある。
SNSのフォロワーの文化が流入してきている今日、スポーツ選手はスポーツの成績だけが最重要のものと意識すべきなのだろうか? 多くのビジネスブランドがスポーツ選手の身の上に、芸能スターかと見まがうほどの価値と脚光を与えていることにも、意識を向けるべきなのだろうか?>
こうした中国での一連の「大谷報道」を見ていて、気になることが一つある。それは、現在の中国の硬直したスポーツ界に対する「間接的批判」になっているということだ。