吹き抜け上部のフレスコ画やしっくい装飾は手作業で修復。鉄部分は長年の使用で塗り替えられていたものを、オリジナルのブルーグレーに戻した

 ラ・サマリテーヌと前述のブルス・ドゥ・コメルス/ピノー・コレクションは、徒歩で10分弱。こんなに至近距離の目玉プロジェクトを日本人建築家が設計し、どちらも素晴らしい出来であることは、同じ日本人として誇らしい。これからパリに行く人は、胸を張って見に行ってほしい。