敷地東側の「IKE・SUNPARK(イケ・サンパーク)」から見る東京国際大学池袋キャンパス(写真:宮沢洋、以下も)

(宮沢 洋:BUNGA NET編集長、編集者、画文家)

 サンシャイン60の東隣、2016年まで造幣局東京支局があった一帯が、あっと言う間にこんなふうに変わった。公園の向こうに立つ高層の建物は、「東京国際大学池袋キャンパス」だ。建物はほとんど出来上がっているが、開校するのは今年(2023年)9月。池袋を拠点にするメディアの特権で、一足早く中を見学させてもらった。

 東京国際大学池袋キャンパスは、大成建設の設計・施工で2020年11月に着工した。造幣局跡地の約3分の1の敷地(約1万m2)に、鉄骨造・免震構造・地上22階建て・延べ面積3万5896.45m2の建物を建てるプロジェクトだ。

「あっと言う間に」と書いたが、2年前(2021年春)に取材したときには、全く建物の形は見えなかった。そのときの記事はこれ。
サンシャイン60の東、造幣局跡地に何ができる?
東京国際大学新キャンパスの目玉「ステージ」とは

2021年春撮影
2023年春撮影。上の写真とほぼ同じアングル。左奥に見えるのがサンシャイン60

 2年前に現場を案内してくれた大成建設設計本部建築設計第五部のメンバーが、今回も見どころを案内してくれた。

左から滝村菜香アーキテクト、西尾吉貴設計室長、輿石秀人部長、先端デザイン部先端デザイン室|FDLの麻田北斗プロジェクト・アーキテクト