これが最短で2043年度に実現する池袋西口の姿だこれが最短で2043年度に実現する池袋西口の姿だ

・東京・池袋駅西口の大規模な再開発プロジェクトの住民説明会が、2024年1月10日に開かれた。
・説明会会場で流された動画は一般には見られないし、発表されたイメージ図はわかりにくい。
・代わりに画文家の宮沢洋氏が、わかりやすい図を描き、再開発事業の概要を説明する。(JBpress)

(宮沢 洋:BUNGA NET編集長、編集者、画文家)

 池袋駅西口地区市街地再開発準備組合と東武鉄道によって計画されている池袋駅西口の大規模な再開発プロジェクトの住民説明会(正式名は「池袋西口地区 都市再生特別地区・改革概要に関する説明会」)が2024年1月10日の夜にあり、池袋を拠点とする(かつ池袋を愛する)メディアの責務として聞きに行ってきた。

 ところがこの説明会、撮影も録音も禁止。1月16日までは、この日に会場で流された説明動画が見られるが、そのURLさえ「転載はご遠慮ください」と書いてある。

「えーっ、じゃあ何のための説明会?」と来ていたメディアの人全員が思っただろう。日本経済新聞などはその日のWEBニュースにイメージ図を載せていたが、これは最初から提供してもらっていたのだろうか。とはいえ大新聞と同じことを書いても仕方がないので、BUNGA NETらしく、「画」で解説することにした。

 実は発表されたイメージ図は、あまりに変わり過ぎていてどこから見た絵なのかがとても分かりにくい。池袋在住30年近い筆者にも、どう見ているのか最初はよく分からなかった。なので、フリーハンドではあるが、この記事の方が絶対に分かりやすいとお約束する。

3街区に高層ビル、1街区に公園

 再開発が予定されている「都市再生特別地区」は、池袋駅西口の東京芸術劇場前からみずき通りまでのエリアに、東武鉄道による「再開発事業区域」を合わせた一帯(下図の赤線部)。対象区域は約6.1ha。現状は屛風状の「東武百貨店 池袋本店」や、「ビックカメラ池袋西口店」「東京都豊島合同庁舎」などの中小ビルがびっしりと建ち並んでいる。

 版権に問題なさそうな街のエリア看板を使わせてもらった。上が東で下が西。「現在位置」と書いてあるところが、旧丸井(解体済み)の前。

 エリアはA~Dの4つの街区に細分される。

旧丸井の前(五叉路)から見た現状旧丸井の前(五叉路)から見た現状
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 全体で約3万3420m2の敷地に、総延べ約58万2700m2の複合施設を段階的に建設する。ちなみに昨年末に開業した麻布台ヒルズの総延べ面積は約86万m2なので、あれの7割程度の規模と想像してほしい。