6.1haのうち線路側の1.6ha、東武鉄道の池袋駅や東武百貨店、線路を含む「池袋駅直上西地区」については東武鉄道の個人施行で事業を進める。西側の4.5haを池袋西口地区市街地再開発準備組合で計画する。準備組合の事業協力者には三菱地所、三菱地所レジデンスが参画している。都市計画コンサルタントは三菱地所設計。
4つの街区のうち、A~Cの3街区に複合ビルを、D街区には公園を整備する。D街区は東京芸術劇場前のグローバルリングがあるあたりで、大きくは変わらない。
B、C街区は高層ビル、池袋初の外資系ホテルも
先に進むのはB、C街区。B街区には事務所、商業、宿泊施設、駅施設、駐車場ほかで構成する地下5階地上50階建て・高さ約270mのビルを建設する。C街区では地下6階地上33階建て・高さ約185mの事務所や商業、宿泊施設、人材育成支援施設、住宅、駐車場などからなる複合ビルを整備する。
B街区の宿泊施設には池袋エリア初の外資系ホテルを、C街区ではアート・カルチャーをコンセプトにした宿泊施設を入れる。
B、C街区の間には東京芸術劇場、池袋西口公園グローバルリングに続く第3の劇場空間となる半野外の「大屋根広場」を整備。公園を中心に連続的な歩行者空間を創出する。グローバルリング自体は残す。
B、C街区は最短で2027年度の解体工事着手を目指す。これが最短で2035年度に完成した後、A街区の解体工事に着手する。