もとの建物はドーナツ状で中央に円形の吹き抜けがあり、中央上部にガラスの天井、そのまわりに天井画(フレスコ画)がぐるりと描かれていた。安藤氏は、なんと円形の吹き抜け部分に、巨大な筒状のコンクリートの壁を建ててしまった(本記事ではシリンダーと呼ぶ)。
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シリンダーは「廊下」であり、「展望台」でもある。3階に上ると、天井画が目の前に迫る。見下ろすと、ガラス屋根から差し込む自然光がシリンダーに鮮やかな影を落とす。
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