4.14~16日に揚陸艦・輸送艦も
太平洋艦隊のアリゲーター級戦車揚陸艦1隻、ロプーチャ級戦車揚陸艦3隻、兵器輸送艦1隻が津軽海峡を通過して日本海に入り、おそらくウラジオストク港に入る。
アリゲーター級揚陸艦

この動きは何か。
アリゲーター級揚陸艦(約4000トン)1隻は、兵員約400人と戦車20両を輸送できる。
ロプーチャ級揚陸艦は、兵員340人と装甲歩兵戦闘車(BTR)12両を輸送できる。合計3隻で、兵員約1,000人とBTR36両を輸送できる。
部隊規模だと、1個連隊を輸送できるということだ。
ズヴョズドチカ級兵器輸送艦は、能力などの詳細は不明だが、おそらく、前述の揚陸艦並みの輸送能力があるとみてよいだろう。
兵員300~400人と装甲歩兵戦闘車など12両を輸送できる。
その他、駆逐艦、フリゲート艦、ミサイル観測支援艦、砕氷艦を使って兵員を輸送したとすれば、兵員約200人×8で約1600人となる。
トータル兵員輸送量は、最大兵員3000~4000人を輸送したことになる。2個連隊規模の部隊だ。
どこから輸送したのかを考えると、宗谷海峡や津軽海峡を西進したことから、おそらく、北方領土の師団から、半分以上の兵員を輸送したことになる。
極東の果ての北方4島から戦力を抽出することは、ロシア軍は、かなり戦力が不足していることと、プーチンの命令によってかなり無理をさせられているということを意味している。