9月に最も読まれた記事は2位以下を大きく引き離して「韓国電力が天文学的赤字、政府機関を提訴へ」だった。李明博大統領の竹島上陸や天皇を冒涜する発言があったとはいえ、中国の反日テロもあっただけに、韓国に対する関心の高さが浮き彫りになった。
中国を押さえて韓国の勝ち
筆者の玉置直司さんは以前にも「韓国、ブラックアウト寸前だった」でも、韓国の電力問題を指摘している。
輸出産業を支援するために日本の半分以下という電力料金の設定が韓国経済に大きな負担となり、限界を迎えつつあるという内容だ。
無理を続ければ続けるほどあとに生じる問題は膨れ上がる。好調に見える韓国経済だが、問題の根はかなり深そうである。
2番目に読まれたのは「アマゾン、またもや低価格戦略」だった。アップルの「iPhone 5」の発売もあって、新しいスマートフォンやタブレットに対する期待が非常に高かったようだ。
3番目に読まれたのは「理性的愛国表現が聞いて呆れる」だった。日本政府による尖閣諸島国有化を受けての中国の反発とその後の暴動は否が応でも日本人の関心を呼んだ。
7位にも英エコノミスト誌の「中国依存指数:ティーンエイジの苦悩」が入っている。急激な発展を遂げてきた中国経済が激しい成長痛に見舞われているという内容だ。
4位は「フェイスブックが幕を閉じる日が近づいている」で、次々と新しいサービスが登場するSNSにあって、フェイスブックが時代から取り残されつつあるという指摘である。
5位は玉置直司さんの韓国の記事「韓国の格付け、『日本抜いた』と言うものの・・・」だった。バラマキ政党、民主党によって日本はさらなる借金地獄に陥っており、韓国に抜かれるのは当然だが、実は韓国にも問題があるという内容。
6位は「iPhone 5は退屈な製品?」だった。熱狂的なアップルファンに支えられえて記録的な販売数量を達成しているアイフォーン5だが、その中身はイマイチという指摘である。
9月は韓国、中国、そしてスマートフォン・タブレットの記事が非常に読まれた。